six-9のブログ

おっさんのブログ。エロゲとかアニメとか。

20分間耐久筆記(二回目)

 つれづれなるままに二十分間耐久筆記を開始する。思うにこれは一つのブレインストーミングであり、ストレス発散でもあるような気がする。なんか、歩いている時とか、バス通学の中とかで、結構「俺って賢いな」という二ページくらいのエッセイのネタを思いついているんだけど、なかなか書きだす機会がなくて、勿体無いきがしている。最近思っているのは、やっぱり就活についてで。日本の(特に地方旧帝大の工学部の)就職活動は恵まれていて、OBとか推薦とかで、やっぱりすんなり決まるもんなんだ。ということ。あと、リクナビとかが悪だって言ってる人たちは今すぐ死ぬべき。ニーズがあるからあんなに発展してきたわけで。だって、リクナビがなかったら、あんな企業やこんな企業に、ワンクリックでエントリーできなかったわけだし。そのてんで非常に意義深い。ただ、おもうに、この「ワンクリックでエントリー」という手軽さが、応募者の急増を招き、ESとか、(もちろん、応募者だけではなく、人事担当の)選考の手間を増やしてしまっているのが問題なんだけどね。ただ、俺はESというのは非常によくできていると思っていて、ただあの空欄を機械的に埋めてゆけば自分の志望動機と企業とのマッチングがわかるのはちょっと凄いと感動している。試験問題で良問に出会ったときの気分だ。これ考えた人(達)はすげえ時間掛けて考えたんだろうな、とびっくりするくらい。
 ええっと、何が言いたかったんだっけ? いや、それでその機械的にESを埋めてゆく作業を行っていたときに気づいたのは、やっぱり大学の定期試験とおんなじで、テキトーにロジックで埋めていけばいーんじゃね? と思ったこと。定期試験との違いは、教科書と論文で発表された自然科学の知識を使うんじゃなくて、自分の経験を使って採点者を説得する、という、使用素材の違いだけ。ここらへんは、去年、卒業論文で「自分が実験したデータ」という何のオーソライズもされていないゴミからロジックを展開して読者を説得する、という経験をしたおかげで、なんというか、屁理屈を捏ねくり回して自分の暴論を押し通す、ということにさほどの罪悪感を感じなくなっているのでやりやすい、気がする。あとは、こーいった書類を書くのって、大学院生をやっていると結構あるような気がして、(レポートとか、予稿とか)、自分なりの書類仕事の片付け方のコツ(例えば、二日前までにゼロ稿書いて、前日に第一稿にして、印刷して音読して誤字チェックして提出、とか)を身につけているので、意外とやりやすかったりする。
 あと、就活(笑)をしていて思ったのが、やっぱり社会とのつながりをつくる作業だということ。普段は、やっぱり学生だから、「働く」ことを意識なんてしていないし、どうやって食っていくか、なんて考えていない。学術的に意義があること、もしくは、自分の知的好奇心の充足が主眼となって行動している。そんな中、リクルータなりOBなりに仕事の話を聞いて、社会人としての生き方を生々しく伺うと、これから先40年どうやって生きていくか、それも、これまでの20年ちょっとの経験をどう流用して生きていいくか、考える良いきっかけになっている。なんというか、そういった意味で、先述の「学術的な事にしか興味がない」俺は就活(笑)と思って馬鹿にしていたのだけど、ちょっとやってみて、大事だなあと考えを改めて居るのだ。でもやっぱり、俺の志望先を考えると、「僕は非現実的なものを好む(紺野柾木)」ではないけれど、安定性や将来性なんかよりも、「楽しいことをしたい!」ということばっかり考えていて、一般的な「人生設計」とは違うなあ、なんて思ってしまう。一週間ほど前に、地元の友人の結婚式に出席したのだけれど、もちろん俺以外の全員が地元住まいの実家ぐらしで、まあコストとか安定性とか病気事故のリスクを考えるとそれが最善なんだろうけれども、「それって楽しくなくない?」とか思ってしまう自分がいた。若いうちは都会に出ようよ。「大学生になったら一人暮らしがしたい!」その気持だけで地方旧帝大のここを受験したわけだけど、その時の決断は間違っていなかった。心からそう思う。やっぱり一人暮らしをすると、孤独を感じるけれど、その分自由も感じるわけで、なんというか、地元にいた頃の狭っ苦しい閉塞感からは開放される。ここらへんは抽象的で分かりづらいだろうけど、要は、個人個人の生き方の違い、もしくは感じ方の違いだと思う。俺は同じ集団に数年以上継続して存在できないタイプなので(部活も学校が変わるたびに変わったし、研究室も変わった)、なるべく変化をつけるような人生しか生きられないのではないか、などと寂しく思っている。

これで二十分。

(追記)
文字数カウントしたら1932文字。20分だから、つまり、1.61文字/sec。あれ、普段俺がしゃべるより絶対速いわ。
 前回*1やったときは考えながら書いてたから全然分量がかけなかったけれど、今回はすらすらと書けた。脳みその構造がその時と変化しているからだと思う。なんか知らないけれど、最近頭が良くなったような気がしていて、今回の分量が書けた、という結果もそれを実感させる一因になった。とまれ、一年半前とは頭の中身が変化しているのは間違いない。ま、どーでもいいけどね。

*1:といっても一年半前だけど

明日から使える3つの発表スライドTips: 進捗報告で教授を居眠りさせないために

ソースはこちら。*1http://d.hatena.ne.jp/keiko-te/20091202/p1

僕が目から鱗だったのはルール(3)と(4).次の進捗報告では以下の三点を意識して試用してみよう.

  • タイトルに数字を振って最初のコンテンツページを省略
  • 矢印ではなく「理由」「原因」「結果」などと書いて論理構成を伝える
  • 赤黒青の三色を使い分ける

*1:ドクターのブログは要チェックなのでブックマークしましたw.他にも就職セミナーの事とか面白いエントリいっぱい

ホップ、ステップ、弁理士試験

タイトルはホッテントリメーカー

博士課程に行くなら保険として弁理士資格とか持ってた方がいいんじゃね? などという浅薄な考えから弁理士試験勉強を始めることにした。とりあえず、弁理士試験のスケジュールと内容、必要な参考書などを独学の弁理士講座-弁理士試験の勉強法-を参考にしてまとめてみた*1
参考にしたサイトにもあるように、まずは独学で短答試験合格を目指していこうと思う。

*1:SlideShareも使ってみたかったのよ……

notいきいきな研究室

「notいきいき」な研究室について | いきいき研究室増産プロジェクト
僕は学部四年から修士課程に上がる際に研究室を移った。また、最近後輩の研究室選びについての意見を求められる機会が何度かあった*1。このため、「どんな研究室が良いのか?」について考えていたので参考になった。

上記ブログでは20個の"notいきいきな研究室の症状"があげられている。
去年の研究室では一つ当てはまることがあった*2。その時は「研究室ってこんなもんなのかなー」と嫌な思いをしながら過ごしていたのだが、今の研究室に移って初めてそれが良くないことだと気づいた。まあ、研究室の悪い意味での閉鎖性の発露なのだろう。

加えて、個人的に以下の症状がある研究室はすごく嫌だと思う。

  • 学生は教員の機嫌をとらなければならない。
  • 教員に聞いてはいけない質問がたくさんある。
  • 教員同士が悪口を言い合っている。
  • 教員が「去年の学生はよかったけど、今年は・・・」とぼやく。毎年。
  • 学生同士が悪い意味でのライバル関係にあり、貶めあっている。
  • メンバーが疲れ果てていて、向精神薬や、睡眠薬等を使用しなければいけない状況にある。

研究室スタッフには気をつけてもらいたい。

*1:自分の研究室に見学に来た後輩や、TA中に質問に来た後輩に相談された

*2:今はどうなのか知らないが……

課程博士のメリット・デメリット

ここ二週間ほど就活もせず、ドクターに行こうかどうか、うだうだと考えていた。大学院生、ポストドクターのための就職活動マニュアルや、「博士号」の使い方2などを読んだりした。どちらの本も、「就職するなら修士のときが一番」と語る。どうしても博士になると機会は減る。「なんとなくでの博士課程進学は絶対にやめろ」と書いてあった。まあそのとおり。

大学院生、ポストドクターのための就職活動マニュアル

大学院生、ポストドクターのための就職活動マニュアル

「博士号」の使い方2

「博士号」の使い方2

これを踏まえた上で、僕は博士後期課程に進学して良いのだろうか? まずメリット・デメリットを列挙してみないと始まらないので、とりあえず。

博士後期課程修了により得られるもの

  • 一つの研究を主体的に計画・実行・評価する経験
  • 国際的な研究ライセンスとしてのPh.D.

博士後期課程進学により失うもの、または就職して得られる物

    • 「新卒」という一番の売り手時期
    • 三年間の社会経験(ただでさえ、修士課程で二年のハンディを負っているのに、だ)。これは転職などの次のキャリアにもつながるステップにもなる。
    • 効率的な時間・仕事管理(どうしても学生だと自由な時間が多すぎて難しい)

博士後期課程進学に対して二の足を踏む理由はさらに

    • 経済的な問題。(3年間の学生生活費用+学費)
    • 限定的な就職先
    • 企業が博士人材に求める能力が高すぎること。例えば、高いリーダーシップなど

の三点がある。一方、就職することに対して二の足を踏む理由としては

  • 企業に依存した人生設計になってしまいそう
  • インターンシップで地方の工場勤務の実態を体感して、外部の人材との交流が難しそうだったこと(キャリアアップを考えると、大学内の方がいろいろな人が集まっているように感じられた)

さらに、博士後期課程に進学していいかな、と思う理由としては

  • Ph.D.を取るなら今が一番良い(社会人ドクターはリスクが大きい)
  • 幸いなことに、僕の学科ではPh.D.をほとんどの人が3年で取っている*1
  • 個人的に研究が嫌いではない

さて、どうしたものか。

*1:これは各人の研究テーマにも依存するから、一概には言えないが

生存報告

遅くなりましたが、あけました。
今年もよろしくお願いします。

昨年は初めての学会発表を経験し、いろいろと研究についても、進路についても思うことがありました。
時間を見つけて書いていきたいと思います。

東北大学イノベーションフェア2010

http://www.rpip.tohoku.ac.jp/inv2010/index.htm

出展者として参加してきました。僕はオマケとして付いて行っただけですが、ブースにも立たせてもらえて*1、企業の人たちの目線を知ることができた。企業の方々からは「それで何ができるの?」「何がすごいの?」という質問がおおかった。
ドクターの人たちが出展者として来ているブースも多かった。「学生ですが……」と恐縮していたが、彼らはかえって実験の辛いところとか、装置の都合とかをフランクに話してくれて話が盛り上がった。
非常に面白かった。

*1:説明がグダグダすぎて途中退場だったが。。。