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グリザイアファントムトリガー vol.8 感想 「普通」の私が救った命

終わった。

 

選択肢があるのって、このVolume8がはじめてじゃなかったっけ? バッド・エンドの迫力と読後感が好き。そもそもアオイしかり麻子しかり、師匠が死ぬのは日常だし、その文脈で言うとSORDの学生たちがみんな死ぬのも日常だよね。

 

 

乳脂肪分無しのラクトアイス女こと佐倉綾音さん。

 

声優がみんなかわいい。声が好き。

 

ほとんどはじめの方のエピソード覚えてないけど、レナ編とトーカ編はアニメ化されたときに見直してるからちょっと覚えてる。

 

システムボイスはニンジャに変える。ニンジャがいいか、そうか。まーじでニンジャが好き。好意を無表情の裏に隠すマスターニンジャガールこと狗駒ムラサキちゃんカワユスなぁ〜

 

チズチズもそうだけど、有坂先生もいいよね。ネタバレになるけど、Volume8でSORDの子供達が生還するためには、有坂先生と金髪のガキの兵士じゃない二人が行動を起こす選択肢を選ぶ必要がある。結局、殺ししかできない子供兵士の生死は、戦闘員じゃなくて他の人の行動で決まる。良い意味で捉えれば、戦闘訓練を受けなくても、殺すこと以外でも、他の人の命を救うことができる。無力じゃない。悪く言えば、いくら必死に戦闘訓練を受けて、殺しの技術を磨いても、民間人の気まぐれひとつで死んでしまうということでもあるが。

 

そう考えると、Volume7? 6?で有坂先生がSORDのみんなと一緒に戦場に行く決断をしなければ、Volume8での弾込めを手伝うこともなく、みんな死んでしまうことになる。有坂先生のような、民間人、普通の人を主人公に据えたのは、こういうところで効いてきた。確か、Volume1は有坂先生が赴任するところから始まる。同じように、Volume8は金髪のガキのモノローグから始まる。こうやって振り返るまでわからなかったけれど、グリザイアファントムトリガーは、「普通の人」の話だった。グリザイアの迷宮〜楽園で殺人者としての業を背負った風見雄二の話だったのに対して、こうやって塗り替えてきた。

 

良かったです。