six-9のブログ

おっさんのブログ。エロゲとかアニメとか。

近況

近況という程でもない。2月の話だ。

 

母親と旅行に行きました。人間らしいことをした。思い至ることがあり、母親を沼津の温泉旅館の一泊旅行へ連れて行った。本当は父親も呼びたかったが、都合が合わなかったとのこと。

 

2月のことである。仕事も忙しかったが、この機会を逃すとずるずると何もできないままだと思ったので、思い切った。年末年始に地元へ帰省した際に、日程を打ち合わせて飛行機の手配も済ませた。

 

はじめての長距離ドライブ。羽田空港から沼津まで。首都高から東名高速道路経由。死ぬかと思った。運転は慣れていない。高速道路が意外と混んでおらず、助かった。母親を助手席に乗せて運転するのも初めてだった。車を返すときに、*1「意外と上手に運転するじゃない」との言葉をもらった。運転は得意ではないのだが、所謂、”女の運転”を地でゆく母親ならではの言葉だなあ、と思った。

 

父親も母親も年金暮らしである。思えば退職も還暦も祝っておらず、親不孝と言われても仕方ないかもしれない。まあ、生きているだけマシだと思うが。よそはよそ、うちはうち。

 

特に両親とは仲が良いとも悪いとも言えない。両親と僕はそれぞれ飛行機で行き来する所に暮らしている。これから看取るにあたり、いろいろと考えなければならないこともあるかもしれない。「生きて楽しめるうちに孝行はしておいたほうが良い」という台詞を会社の先輩から聞いた。そういえば今年、年始に帰省したときに、父親は好きだったスキーにも行かなかった。車も廃車にしてしまったそうだ。僕も三十路。そう考えると、両親も老いている。

 

人間らしいこと、社会人間らしいことをすると疲れる。一泊二日で限界だった。

 

以下、写真等。

 

 

 

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料理。確か、駿河湾の海鮮懐石、みたいな献立だった。旅館の料理の例に漏れず、少なそうに見えて最後は満腹になり、炊き込みご飯を最後まで食べきることができなかった。おひつで出てくるご飯はおいしいけれど食べきれない。調子に乗って、ビールと日本酒を頼んだので、それを平らげるのも一苦労だった。飲み過ぎた。

 

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旅館裏の海岸から富士山を望む。曇っていて頂上が見えない。

 

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布団を並べて眠る。実に二十年ぶりくらいである。多分、もう二度と無いのではないだろうか。

 

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旅館裏の風景その2。赤い鳥居。

 

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韮山反射炉世界遺産になってからずいぶんと整備されたようだ。ボランティアが解説をしてくれていた。グループに説明している後ろでこっそりと説明を聞いた。駐車場が整備されており、結構な台数の車と観光バスが停まっていた。それでも、朝10時過ぎに行って、観光して11時くらいに帰ろうとしたら駐車場が埋まっていた。結構な人気のようだ。無料の韮山反射炉紹介ムービーもあり、かなり良い出来だった。

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反射炉の裏の茶畑の途中にある祠。

 

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 祠の接写。光の加減が上手く撮れた。*2

 

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茶畑。「茶葉を勝手に摘まないで下さい」みたいな立看板があり、人間が生活しているのだなあ、と和む。この位置から反対側を向くと、韮山反射炉と富士山が一望できる。物見台もあり、ちょっとしたフォトスポットである。母親の写真を撮影した。

 

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沼津御用邸。中庭の写真。何かの花が咲くらしく、その季節の写真が展示されていた。入口の警備員さんに母親と僕のツーショットを撮影してもらった。大変に人の良い方だった。感謝。

 

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玉座くん。ちょっとしたゆるキャラ。沼津御用邸の売店の中にある、展示物の一つ。裕仁新イソップとして『海魚の不平』などもある。

『海魚の不平』
海魚一同が会した際、ホウボウ、タイなどがそれぞれ他の魚の才能を妬み、自身の不遇を託つのをメクラウナギがたしなめる内容にて、『自分よりも不幸な者の在る間は身の上の不平をいふな』との訓言が付される。
他にも『鮠と蛙』等

 

*1:レンタカーを借りた

*2:中にいるのは七福神の人?