six-9のブログ

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竜騎士07という書き手

[501] EP5序盤。好調修正中。 投稿者:竜騎士07 投稿日:2009/04/24(Fri) 02:00
(略)
孤独なワルが、悪のファミリーに次第に取り込まれ、そこが新しい居場所になっていく…。
うーん。なるほど。悪のファミリーの行政的視野からの根絶では、「孤独な」ワルを生み出さない町づくりが必要なのですね…。
やはり「孤独」はよくない! コミュニケーションを大事にしよう!
(略)
制作日記

竜騎士センセイは暴力団関係で何かトラウマでもあるのだろうのか?

最近竜騎士がメディアに露出しているのでちょくちょく見る。NHKのねと☆すた然り、電撃マ王の麻枝との対談然り、ファウストでの大特集然り。どれも竜騎士を異常なまでに持ち上げていて、ちょっとした祭状態。もはや竜騎士本人の意思とは無関係に御輿に乗せられて担ぎ上げられている。傍で見ているこっちとしては『竜騎士センセーイ! その御輿、根元が腐ってますよー!』と教えてあげたい。いつ扱き下ろされはじめてもおかしくないと思う。

八幡コープに寄ったついでに書店を覗いたらパンドラVol.3の表紙にデカデカと『ひぐらし完結! 竜騎士07、五万字インタビュー』の文字が躍っていたので、ついつい読んでしまう。相変わらず講談社の見出しの大仰さには呆れ入る。講談社のインタビューということで、主題はやっぱりゼロ年代とかのジェネレーショントーク。竜騎士センセイが大上段から世相を斬る斬る!(一同笑)いじめについてとかゆとり世代についてとか政治についても物申す姿は、もうさすがセンセイ! としか言い様が無い。記憶に残っているのはひぐらしの舞台設定について、一クラスに十数人という設定は今のリアルな小中学生の学校生活に近い、とか、雛見沢村において保守的な長老、無関心な大人達、無力な子供達、という三層構造は現在の町内会といった地域コミュニティの実情を反映している、といった事。竜騎士はどうやら、公務員時代に地域課のような部署に居たようで、だからいじめの問題とかに拘っているようだ。でも正直、竜騎士の描くいじめ描写って、なんか違くね? って感じてしまうのだが……類型的というか、なんというか。あ、でも現実に一番起こっていることをやろうとすると、それは一般的な話になってしまうのか。
他に印象に残ったのは、インタビュアーの編集者が開口一番発した一言『竜騎士07さんって、富野由悠季さんみたいですね。』確かに、全く畑違いのジャンルに対しても自分の意見をはっきり言うところなんかは似ていると思う。竜騎士の発言は某アニメージュのコラムに負けず劣らず面白いし。加えて全く新しいジャンルを切り開いた点も同じ。確かに、竜騎士は物腰こそ大人しいけれど、やってることはギラギラと鋭い*1。時代を作るクリエーターとは、こういうものなのだろうか。

*1:ここら辺で僕は新海誠なんかも連想するのだけれど……