TP4056を使ったリチウムイオン電池充電モジュールの活用と基板設計
リチウムイオン電池を安全に充電するには、専用の制御ICを使うのが基本です。代表的なのが TP4056 を使った充電モジュールで、安価に入手できるため電子工作でもよく利用されます。本記事では、モジュールの動作確認から回路設計の工夫、注意点、応用方法までをまとめました。 自作基板や動作確認は、前回記事↓↓でちらっと触れたやつのことです。
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1. TP4056充電モジュールの概要
- Amazonなどで10枚600円程度で入手可能
- マイクロUSB端子から電源供給し、リチウムイオン電池を定電流/定電圧方式(CC/CV)で充電する
LED表示によって充電状態を確認できる
- 赤点灯:充電中
- 青点灯:充電完了(データシート上は緑だが、実装LEDが青の場合あり)
⚠️ 実験中、赤点滅+青点灯が同時に起こることもありました。これはデータシート上「バッテリー未接続時」の挙動と一致します。
2. 接続したリチウムイオンポリマー電池
- 使用電池:DTP443442(NTC)(640mAh)
- 特徴:NTCサーミスタ内蔵 → 過熱時の充電停止に活用できる
コネクタピッチ:1.2mm
- ブレッドボードの2.54mmピッチにはそのまま挿せない
- 対策:リード線をはんだ付けして拡張、熱収縮チューブで絶縁
3. モジュールの内部回路構成
TP4056モジュールは、次の部品で構成されています。
- TP4056:リチウムイオン充電制御IC
- DW01A:過充電・過放電保護IC
- FS8205A:デュアルMOSFET(DW01Aと組み合わせて保護回路を構成)
- LED×2:充電状態表示
💡 注意点
- DTP443442電池にもDW01A+FS8205Aが内蔵されているため、保護回路が二重になっている
Tempピン(1番ピン)がGNDに固定されており、サーミスタによる温度監視機能が使えない
- 使いたい場合は基板パターンを切断して再配線するか、外部回路で制御する必要あり

4. 充電電流の調整
TP4056の充電電流は、基板上の抵抗 Rprog によって決まります。
- 標準実装:R3 = 1.2kΩ → 充電電流 約1000mA
- 今回使用する電池:640mAh → 1C充電では大きすぎる
データシートの表から直線補間で計算:
- 1.8kΩ → 約644mA(適正値)
- 1.8kΩはE12系列で入手性も良好
👉 必要に応じて抵抗を変更し、電池容量に応じた安全な充電電流に設定しましょう。

5. 基板回路設計の工夫
モジュール単体では扱いにくい部分もあるため、自作基板を製作した。



以下の工夫を加えました。
(1) GND基準の扱い
- TP4056モジュールは B- と OUT- が分離されている
- 自作基板では OUT- をGND基準として回路を設計
(2) 負荷制御と表示
- SW2:負荷への給電をON/OFF可能
D1(緑色LED BG1112H):負荷が接続されていると点灯
- 駆動電流:1mA → 消費を抑えつつ視認性を確保。最近のLEDは明るいから、特に緑色ならこれでも明るすぎるかもしれない。
(3) 保護回路
- D3(1N5819Wショットキーダイオード):逆流防止
- J3+D2:外部充電端子+逆接続防止
(4) 電流測定
- **R2(1Ωシャント抵抗)**を直列挿入
- 前後にテストポイントを設け、充電・放電電流を測定可能に
(5) 拡張性
J4:バッテリーのNTC端子を外部に取り出し可能
- 将来的に温度監視や安全制御へ応用
6. 安全に使うための注意点
リチウムイオン電池は扱いを誤ると発火や破裂の危険があります。 TP4056モジュールを使う際には以下を守ると安心です。
- 電池容量に合わせて充電電流を適切に設定する
- 放熱対策(特に連続充電時)を行う
- サーミスタ機能を活用して過熱時に充電を停止する仕組みを検討
- 保護回路が重複している場合でも、安全対策は二重三重に設ける
7. 応用例
TP4056モジュールは、小型デバイスやIoT機器の電源管理に役立ちます。
- ソーラーパネルと組み合わせた小型独立電源
- Raspberry Pi PicoやESP32のワイヤレスセンサーノード
- モバイル機器の試作バッテリー駆動回路
まとめ
- TP4056モジュールは安価で便利だが、標準状態では充電電流が大きすぎる場合がある
- 使用する電池容量に合わせてRprog抵抗を変更するのが安全
- GNDの取り扱い・負荷制御・電流測定ポイントなど、自作基板で工夫すると使いやすくなる
- リチウムイオン電池は安全対策が重要。サーミスタや保護回路を積極的に活用しよう
本記事はChatGPT(無償版)にて執筆しました。もう別人じゃん。これ。